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「手のひらを太陽に」~53年の時を超えて知る

「手のひらを太陽に」は、日本の童謡。作詞やなせたかし、作曲いずみたく。1961年に制作され、翌1962年にNHK『みんなのうた』で放送されました。
 
筆者が小学校時、毎朝の登校時に運動場に流れていた「ついつい口ずさんでしまうような曲」で、変わったナゾの詞で誰が作ったなんて気にしていなかったけれど  、不思議と曲とマッチしていて子どもには覚えやすいメロディーだった記憶があります。
 
現在放送中の朝ドラ「あんぱん」で、先週8月15日の放送のエンディング近くの停電のシーンで、主人公の、のぶが偶然に懐中電灯で照らした手のひらの血管が透けて見えるのをたかしが見て、この曲が生まれたように描かれました。

実際の史実としては、やなせたかしさん本人が電球に手のひらをかざしたのがきっかけで、本人の著書には、「厭世的な気分に追い込まれた時のことです。暗いところで懐中電灯で冷たい手を暖めながら仕事をしていました。ふと電球を手のひらにあててすかして見ると、真っ赤な血が見える!自分は生きているんだという再発見と、その喜びを謳歌してがんばらなくちゃ!と自らを励ますためにこの詞を作りました。」と

 DSC_0377_20250403手のひらを太陽に.jpg

ぼくらはみんな生きている
生きているから歌うんだ
ぼくらはみんな生きている
生きているからかなしいんだ
手のひらを太陽にすかしてみれば
まっかに流れるほくの血潮(ちしお)
ミミズだってオケラだってアメンボだって
みんなみんな生きているんだ
友だちなんだ
 
ミミズだってオケラだってアメンボだって
みんなみんな生きているんだ
友だちなんだ
 
ぼくらはみんな生きている
生きているから笑うんだ
ぼくらはみんな生きている
生きているからうれしいんだ
手のひらを太陽にすかしてみれば
まっかに流れるぼくの血潮
トンボだってカエルだってミツバチだって
みんなみんな生きているんだ
友だちなんだ
 
トンボだってカエルだってミツバチだって
みんなみんな生きているんだ
友だちなんだ
 
この歌詞の「ミミズだって、オケラだって」の後に続くのは、もとは「アメンボ」ではなく「ナメクジ」だったそうで、それが誰かの意向で変えられたの事。
これまたビックリですが、53年以上の時を超えて、その歌詞の原点を知ることになって、感動してしまいました。
作詞やなせたかし 作曲いずみたく このコンビは、のちにアンパンマンの歌シリーズも作ってゆきました。
 
 
そして今回更に驚いたのが、作曲家のいずみたくさん!の作った曲の数々です。
いずみたくさんの作った曲は、1回聴けば誰にでも印象に残るメロディー。そうだったのか!
CMもたくさん作っていて、代表的なところでは「明治のマーブルチョコレート」や「ハトヤホテル」耳に残ってしまう、インパクト大でした。
 
歌謡曲としては、なんといっても「見上げてごらん夜の星を(作詞は永六輔)」は素晴らしい!「あんぱん」の中でも披露されました。
CMや歌謡曲、リズムやメロディーの曲調が幅広い!凄い才能、凄い作曲家だったと改めて認識しました。
アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」の曲、青春ドラマの、青い三角定規の「太陽がくれた季節」も!
そうだったんだとビックリの連続、感動でした。いずみたくさんにも感謝です。

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